ケンジントンパレスでタイムスリップ
メインエキシビション 素顔のヴィクトリア女王(1891-1901)
わずか18歳で女王となり、七つの海を制するほどの超大国を作り上げた偉大な女性のいくつもの表情が伺えました。
乗馬などのアウトドア アクティビティにも積極的に出かけました。室内での会議以外の場でも政治的手腕を磨いていったのでしょう。
夫アルバート公とも大変仲睦まじく、幸せな家庭を築き上げました。バックの壁紙にも二人のイニシャルVとAがあしらわれています。
アルバートの服もそのまま保存されています。時を超えてその精悍さが伝わってきます。
病床の父、アルバートに子供たちが読んであげていた本。残念ながらこの先のページがめくられることはありませんでしたが、子供たちの優しい声に包まれながら旅立っていったのでしょう。
ヴィクトリアはアルバート公を愛するがあまり、彼亡き後は一生黒い服を着続けたそうです。歴史に偉大な功績を残した女王の素顔は ただ一人の男性をひたむきに愛し続ける一人の女性だったのですね。